HEAD

2019/09/01

台湾でUBER

今年は台湾に行った。
タクシーが安くて便利と聞いてはいたが、電車やバスに乗って地元の生活も垣間見たいと思いMRTと呼ばれる地下鉄にもよく乗った。

台湾の人は総じて親切で、十份に行くとき乗換駅が分からず車内で話していると、隣にいた学生が見かねて、「あなたが行きたいところには2回車を変える必要がある」というgoogle翻訳のテキストをスマートフォンで見せてくれたり
スーツケースの固定に難儀してるとこれまた見かねた若い女性が隣の車両から近寄って手伝ってくれ「Welcome to Taiwan!」とカッコよく降車していったりした。

airbnbで取った宿は駅からすぐではあったが、湿度が高くまとわりつくような暑さは体にこたえた。地下鉄にすぐと言っても、10分は歩くわけで非常に消耗する。特に台北駅は東京駅の乗り換えのように長々と歩かされ精神的にも疲れたであった。

そんなわけで、旅後半はタクシーも多用したものの、聞いていたよりも英語も日本語も通じなかった。それはそれで楽しい面があるのだが、やはりめんどくさい。
台北市郊外の釣り堀から移動するとき、気になっていたUBERを使ってみたら思いのほか便利で感心した。

会話は不要でクレジットカードでオンライン決済
だし、なにより行きたいところの説明をしなくて済むのがいい。「Hello」「ニイハオ」と軽くあいさつして乗り込めばいい。だいたいのドライバーは簡単な英語を話したが、こちらもたどたどしい英語であるからそんなに会話は盛り上がらない。そもそもUBERは会話がいらない設計になっているから特に気まずいことはなく快適であった。
ドライバーはだいたいスマートフォンとタブレットを使っていて台湾の車にはナビはないようだった。こちらの希望した降車場所へは最短距離がアプリ上に示され、それは客とドライバーに共有される。変なルートを通らないようになっている。
到着時刻も示されるし問題があれば乗車中も通報できるようになっている。まあ明るい時間帯なら一人で乗っても問題なさそうである。
台湾の場合は純粋な民間人のアルバイトドライバーはいないようで、UBER Xと呼ばれるセミプロみたいな車がやってくる。このため極端に安いわけではないが安全性は高いと思う。

使ってみてUBERやLyftが世界中を席巻するわけがわかった。日本にもUBERがあれば旅人に限らず障害者や高齢者にも便利なサービスだと思うのだけど、やっぱりガラパゴス規制は続くのだろうな。

今年の夏は、UBERとairbnbがあれば安く簡単に海外に行けるなあと、変な自信が付くと同時に、いまの若い人をうらやましく思った。昔もユースホステルとかb&bなどはあったがやはり取っ付きにくく一部のマニア向けという感じだった。
いまはスマホがあれば怖くないもの。あとは度胸だけ。