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2018/05/30

レンジフードのサイズダウン 90→65へ

●レンジフードを交換すべく、イオンで見積もりを取った。
イオンは取り次ぎだけなのでやってきたのは下請けの施工業者であるが、やってきたお兄さんとお姉さんは現場をあちこち採寸したあと「だいたい標準工事費で大丈夫」的なことを言ったので、こちらの本音を言ってみる。


「今ついている90サイズじゃなくて65サイズにしてほしいのだが、できますか?」

お兄さんは「なにそれ。意味わかんねーし」的な顔をして、ちょっと悩んだあと「下地を作る必要があるので難しい」とか「メーカーからは安全上サイズダウンしないように言われている」などできない理屈を並べ始めた。

察するに、サイズダウンするといわゆるポン付けできず派生工事がでるので面倒だから避けたい様子だった。しかし、現在のレンジフードは背面でネジ止めしてあるだけであり前面パネル側には構造的に荷重はかからず、下地工事はごく簡単なもので足りることは調べ済みである。

施主の要望を聞き入れないので、当然お断り。

●しかたないのでいつも頼むリフォーム会社に依頼する。「サイズダウンして空いたスペースに棚を自作したい」というこちらの意図を理解してくれて、いろいろメーカーを探して65サイズにしてくれた。

●レンジーフードの幅は90,75,60とあるのだが、リフォーム会社によれば最近は90と75サイズが一般的でLIXILなどは60サイズを販売していないという。
でもこちらも調べ倒している。LIXILやpanasonicなど大手が採用しているレンジフードは、OEMで実は製造元は同じであり、富士工業がほぼ独占状態である。
富士工業
富士工業のサイトでは65も75もちゃんと載っている。見栄えの良い高級品を売りたい住宅メーカーの都合で大きいサイズしか販売しないのである。小さいアパートだってある。65サイズのニーズはまだまだあるのだ。
リフォームの際には施主の希望はしっかりはっきり言おう。

●そんな、あれこれあってサイズダウンはできた。
とりあえず配管はむき出しのまま。
IMG_5246

自分で造作した。
IMG_5397

●付けてからわかったのだが、現在主流のシロッコファンタイプでは吸込口が下側にしかない。したがって天井付近に滞留した蒸気は吸い込まれないのである。これはどうにかならないものか。
昔ながらの深型プロペラファンでは天井付近にも吸い込み口があって、そのへんの対策は講じられている。
とはいえ、シロッコファン型は手入れが楽だし一長一短あるな。

手入れ   シロッコファン>プロペラファン
吸い込み力 シロッコファン<プロペラファン
騒音    シロッコファン>プロペラファン

という感じ。あのベタベタ油汚れがつくプロペラファンに戻す気はないな。
空気滞留問題はサーキュレータなどで解決するしかないか。